サッカー(フットサル)におけるジュニア選手の冬の防寒対策として、インナーシャツの着用は非常に重要です。
冬のグラウンドは冷たい風と寒気で体温を奪い、集中力やパフォーマンスを低下させるため、体を冷やさないことは特に成長期のジュニア選手のケガ予防に直結します。

インナーウェアは単なる防寒具ではなく、動きやすさと快適さを左右する機能ウェアと考えて、しっかりいいものを選びましょう。
今回は、サッカーをする子ども達におすすめなジュニアインナーブランドをまとめます。
冬用インナーの役割と選び方
| 選び方のポイント | 詳細 | 関連する気温の目安 |
| 素材 | 裏起毛・保温素材を選びます。裏起毛タイプは、保温性を重視した冬限定モデルです。 汗冷えを防ぐため、コットン素材は夏だけでなく冬もNG。 | 気温10℃を下回る場合は、裏起毛タイプを使い分けましょう。 |
| 機能性 | 保温性を重視しつつ、汗を素早く吸収・発散する吸汗速乾性のあるものを選ぶと、汗冷えや不快感を防げます。 | — |
| フィット感 | 締め付けすぎず動きやすい、適度なフィット感のあるサイズがベストです。 大きすぎると効果が半減し、小さすぎると動きを妨げるため、「今の体に合う一枚」を選ぶことが大切です。 | — |
厳冬期(裏起毛タイプ)におすすめのブランドと特徴

気温が10℃を下回ると、風による体感温度の低下が顕著になるため、保温性を重視した裏起毛タイプがおすすめです。
| ブランド名 | おすすめ商品/特徴 |
| MIZUNO (ミズノ) | 裏起毛素材で暖かく、ストレッチ性も高いです。特に日本人の体型に合わせた設計が特徴で、5℃以下の朝練や大会待機時間に推奨されます。 |
| ヒュンメル (Hummel) | 保温性と速乾性を兼ね備えた裏起毛モックネックインナーシャツがあり、風の強いグラウンドでの練習に適しています。 |
| TESLA (テスラ) | 軽量ながら裏起毛でしっかり保温し、コストパフォーマンスが高いことが魅力です。 冬季の屋外練習や遠征時のインナーに最適とされます。 ただし、インポートサイズのため、1サイズ上を選ぶことが安心です。 |
| KELME (ケルメ) | 保温性と伸縮性を両立した裏起毛ロングインナーシャツがあり、サッカー専用設計で屋外試合やナイターでのプレーに適しています。 |
| Sillictor (シリクター) | 防寒・通気・吸汗速乾のバランスに優れる裏起毛タイプがあり、上下セットでの購入も可能です。 |
| A.D.ONE (エーディーワン) | 吸湿発熱素材を使ったヒートコンプレッションウェアがあり、着るだけで暖かさを感じられます。極寒時は重ね着が推奨されています。 |
個人的におすすめなのはやっぱりミズノやケルメ。
日本人の体型に合わせられているのでフィット感があり、着心地がいいです。
通年タイプ(吸汗速乾性重視)におすすめのブランド
冬の前半(10℃〜15℃)や、激しく動く練習時には、汗冷えを防ぐための吸汗速乾性に優れた通年タイプも有効です。
| ブランド名 | おすすめ商品/特徴 |
| adidas (アディダス) | 吸汗速乾素材「AEROREADY」を採用したTECHFIT AEROREADY 長袖インナーが推奨されており、適度な着圧で筋肉サポート効果も期待できます。 |
| PUMA (プーマ) | モックネック長袖コンプレッションシャツなど、機能性とデザイン性に優れたインナーが充実しています。 |
| ATHLETA (アスレタ) | パワーインナーシャツは軽量フィット感があり、吸湿発散性能が高く通年使用に最適です。 |
| FINTA (フィンタ) | ハイネック構造で首周りの防寒性が高いハイネック コンプレッションインナーがあり、オールシーズン向けの吸水速乾機能を持ったトップスやタイツも紹介されています。 |
| New Balance (ニューバランス) | 柔らかいストレッチ素材で動きやすく、長時間着用に向くストレッチインナーが推奨されています。 |
| アンブロ (umbro) | 高品質なインナーを展開するイングランド発のブランドで、吸汗速乾性や高速消臭機能が特徴です。 |
| ソンディコ (Sondico) | 英国発ブランドで通気・抗菌・速乾のバランスが良いジュニアベースコア ハイネック長袖インナーシャツが挙げられています。 |
公式戦でのルール(色規定)について
公式戦でインナーシャツを着用する場合、色にルールがあるため注意が必要です。
アンダーシャツの袖の色は、ユニフォームの袖の主たる色と同じ色でなければならない(1色に統一)のが原則。
アンダーショーツ(スパッツ/タイツ)の色は、ショーツの主たる色と同じ色でなければなりません。
また、同一チームの競技者は同色のものを着用する必要があります。
ただし、日本サッカー協会(JFA)は2020年から地区大会・育成年代では統一義務を緩やかにするなどの一部緩和を行っており、黒・グレー・白などのベーシックカラーが認められるケースもあります。
購入前にチームの代表者や大会要項を確認することが安心です。
サッカーインナーまとめ
適切なインナーを選ぶことは、寒さ対策だけでなく、筋肉の疲労軽減や転倒時の擦り傷・打撲の軽減、そしてケガ予防にもつながります。
購入時には、適切なフィット感と公式戦で通用する色規定(ユニフォームの袖やショーツの主たる色と同色で、チーム内で統一)を確認することが重要です。
